世界とコミュニケーション

ヨーロッパには、フォークダンスのようにみんなで楽しめるものもあれば、バレエのように実に厳しい、一部の選ばれた人しかプロのダンサーにはなれないようなダンスなどもあります。
また、ソーシャルダンス・ボールルームダンスのような、いわゆる社交界で踊られるような社交ダンスの中にも、ワルツやタンゴ、ヴェニーズワルツ、フォックストロット、クイックステップなど、独自のステップを身につけておかなくては踊れないダンスもありますし、コンテンポラリー・ダンスのように、舞踏芸術運動として知られているようなパフォーマンスの限りを尽くしたダンスなども存在しています。
バレエやモダンダンス、ポスト・モダンダンスのように、クラシックな伝統を重視している舞踏芸術を行っている人たちの中にも、このようなパフォーマンスを取り入れたコンテンポラリー・ダンスを参考にする人たちもいますし、もちろん、伝統を重視する傾向にあるというバレエカンパニーもあり、芸術というものはひとつだけではないのだ、ということを感じます。
また、このほかの地域を指すダンスとしては、中東にはベリーダンスと呼ばれるものがあり、近年、日本でもベリーダンスが注目されているので、ご存知だという人も多いことでしょう。
ベリーダンスと一口にいっても、この呼び名は中東および他のアラブ文化圏内で発祥・発展したダンススタイルを、西洋のほうで総合的に呼称しただけであるため、ベリーダンスといっても実にさまざまなスタイルのものがあります。
今現在、日本に伝わってきているベリーダンスと呼ばれるものの中にも、さまざまなスタイルがあるのはその影響もあります。
ダンスは、その国や地域で発展しているものが多いため、もちろん広く世界的に知られているダンスの種類はたくさんありますが、たとえばその集落だけのダンスやその部族だけのダンスなど、まだまだ一般には知られていないダンスは数多くあることでしょう。
ダンスがそもそも生まれた理由というものを考えてみれば、その地域のコミュニケーションや言葉に相当するものであるので、世界にはきっとまだまだ多くのダンスが存在するはずです。
ダンスを知るということは、世界の国の人たちとコミュニケーションをとっていくということの第一歩にもなっていくということなのです。
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